2005/12/24掲載
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真珠の耳飾りの少女(青いターバンの娘)(Meisje met palel) 1665-66年頃 46.5×40cm | 油彩・画布 | マウリッツハイス美術館(ハーグ) 関連:メトロポリタン美術館所蔵 『少女の頭部』
非常に印象的な少女の視線。別名、青いターバンの娘とも呼ばれる本作の黒色で統一される背景に鮮明に浮かび上がる少女の瞬間的な表情と視線は、見る者へ強烈な印象を与える。
【非常に印象的な少女の視線】
作品名の由来となった真珠の耳飾り。以前は、この真珠の耳飾りには反射光は2点描かれていたが、おそらく過去の修復時に誤って付着した顔料の一片であることが1994年におこなわれた修復作業で判明し、現在は取り除かれている。
【作品名の由来となった真珠の耳飾り】
黄色と青色による鮮やかな色彩のコントラスト。本作では、暗中の背景色に、鮮明な光彩描写やターバンや衣服に用いられた黄色と青色による鮮やかな色彩のコントラスト、少女の振り向きざまの一瞬を捉えたかのような構図がとられている。
【黄色と青色による鮮やかなコントラスト】 |