2007/06/16掲載
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オダリスク(アルジェの女)(Odalisque ou femme d'Alger) 1870年 69×123cm | 油彩・画布 | ワシントン・ナショナル・ギャラリー 関連:ウジェーヌ・ドラクロワ作 『アルジェの女たち』
挑発的で色気漂うエロティックな表情。本作は当時恋人であったリーズ・トレオをモデルにオスマン帝国(現トルコ)スルタンの後宮で仕えた女官(女奴隷)≪オダリスク≫を描いた作品で、19世紀に愛好されたオリエンタリズム(東方趣味・東方的構造)的アプローチによって制作された作品である。
【挑発的で色気漂うエロティックな表情】 【異国情緒溢れる衣服の多様な色彩】
ハーレムが醸し出す独特の東方的雰囲気。オダリスクが浮かべる挑発的で色気漂うエロティックな表情や、ハーレムが醸し出す独特の東方的雰囲気の表現、軽快な筆触による闊達な筆遣いなども注目すべき点のひとつである。
【独特の東方的雰囲気】 |