2011/04/26掲載
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キリストの埋葬(La mise au tombeau ou Christ au tombeau) 1848年 161.3×130.5cm | 油彩・画布 | ボストン美術館 磔刑に処され死した受難者イエスの亡骸。本作は新約聖書4福音書全てに記される、磔刑に処され死した受難者イエスの亡骸を十字架から降ろしゴルゴタの丘の墓へと納める場面≪キリストの埋葬≫を主題とした作品である。
【受難者イエスの亡骸】 【悲しみに暮れる聖母マリア】 沈痛な表情を浮かべる聖ヨハネ。悲しみに打ちひしがれながら死者をゴルゴタの墓へと運ぶ登場人物の鎮痛な感情を場面全体の雰囲気でも描写される本作の、ある種の表現的古典性には画家の表現様式の多様性を明確に見出すことができる。
【沈痛な表情を浮かべる聖ヨハネ】 |