【失楽園(楽園追放):創世記 2章-3章】
神より口にすることを禁じられていた≪善悪の知識の実≫を、蛇に「神のようになれる」と唆されエヴァが食べてしまい、神の怒りを買う。神はエヴァ(女性)に産みの苦しみと男性への服従を課し、アダム(男性)には労働と死する運命を課した。そして、エデンの園を追放されてしまうが、その際、皮の衣服を与えた。また神は、アダムとエヴァが≪命の実≫をも口にしてしまうのを恐れ、エデンの園の東に天使ケルビムと炎の剣を配し、蛇を呪われた邪悪の象徴的な存在とし、エヴァの子供との間に敵対関係を置いた。これはエヴァの子孫とされるイエス・キリストが、邪悪と対峙し、人類を罪から救済する暗示ともされている。
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