【燃える柴:出エジプト記
2-3章】
◆エジプト人を殺すモーセ/エトロの娘を救うモーセ
成長し成人となったモーセは、ある時、イスラエル人が厳しい労働を課せられている現実を目の当たりにする。そこで一人のエジプト人がイスラエル人を鞭で打つ姿を見るや、怒りに身を任せエジプト人を殺害してしまう。事態の発覚を恐れたモーセは砂の中に殺害してしまったエジプト人の遺体を隠し、ミディアンの地へと逃れた。ミディアンの地では司祭エトロの娘たち七人が住んでおり、ある時、司祭エトロ(エテロ)の娘たちが羊に水を飲ませようと井戸へと赴くが、チッポラに向かってミデヤンの羊飼いたちによって追い払われてしまう。モーセはそれを知り、ミデヤンの羊飼い達を退け司祭エトロの娘たちを助けた。司祭エトロはモーセを招き、歓迎する。モーセは後に司祭エトロの娘の一人であったツィポラと結婚をする。
◆燃える柴
ある時、モーセは義父である司祭エトロの羊の群れを連れ、ホレブ山のふもとへ訪れると、炎に包まれた柴の中から天使が現れる。ホレブ山は神の山とされていた。柴が燃え尽きないことに驚くモーセ。近づいてみると「この地は聖地である。履物を脱げよ。」と父なる神の声が聞こえた。続けて父なる神はモーセに自らの存在を明かし、イスラエルの民をエジプトから連れカナンへ向かえと啓示する。
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